インフレ計算機:お金の価値はいくら目減りする?
インフレで貯金はいくら目減りするのか。金額と年数と率を入れるだけで、将来の購買力と、同じものを買うのに必要な金額の両方がわかります。無料の計算ツール。
年2%のインフレが20年続くと、普通預金に置いたままの1,000万円で買えるのは、今の6,729,713円分までになります。通帳の残高は1,000万円のままです。一円も引き出していません。変わったのは、その数字でレジを通せる量です。下の計算機に自分の金額と年数を入れると、答えが2つ出ます。そのお金の価値がどこまで下がるか、同じものを買うのに将来いくら必要になるか。
インフレでお金の価値はいくら目減りする?
金額を(1+インフレ率)の年数乗で割ります。1,000万円、年2%、20年なら、10,000,000を1.02の20乗で割って6,729,713円。差の3,270,287円はどこかへ消えたわけではありません。使ってもいないし、課税もされていない。物価が動いて、同じ円で届く範囲が狭くなっただけです。
計画を立てる単位としては10年が多く、そちらは少し穏やかです。年2%なら10年後で8,203,483円。それでも18%、明細のどこにも出てこない減り方です。
| インフレ率 | 5年後 | 10年後 | 20年後 | 30年後 |
|---|---|---|---|---|
| 1% | 9,514,657円 | 9,052,870円 | 8,195,445円 | 7,419,229円 |
| 2% | 9,057,308円 | 8,203,483円 | 6,729,713円 | 5,520,709円 |
| 3% | 8,626,088円 | 7,440,939円 | 5,536,758円 | 4,119,868円 |
| 5% | 7,835,262円 | 6,139,133円 | 3,768,895円 | 2,313,774円 |
年2%なら、20年後の1,000万円で買えるのは今の6,729,713円分です。そうなるのに事件は何も要りません。暴落も盗難もなし。何ごともない20年を普通預金で過ごすと、これになります。
インフレ率の計算方法と計算式
式は2つです。購買力=金額÷(1+インフレ率)の年数乗。必要額=金額×(1+インフレ率)の年数乗。割るか掛けるかの違いで、同じものを裏表から見ています。取り違えるのが、いちばん多い間違いです。
年2%を20年なら1.02の20乗で1.485947。1,000万円をこれで割ると6,729,713円、掛けると14,859,474円。エクセルは =10000000/1.02^20 で同じ数字が出ます。
一点だけ正直に書いておきます。この計算は入力した率を毎年そのまま当てはめますが、現実のインフレはそう動きません。熱くなる年もあれば、誰も想定していないところへ行く年もあります。わかるのは問題の桁であって、2046年の値札ではありません。
インフレ率は何%で計算すればいい?
総務省統計局が毎月公表している消費者物価指数(CPI)の最新値を入れて、そのあと2ポイント高い率でもう一度回してください。日本銀行は物価安定の目標を2%としているので、長期の計画なら2%が無難な出発点で、この計算機もそこから開きます。5%超は予測ではなく、耐久テストとして使う率です。
日本にはもう一つ事情があります。1990年代から30年近く、物価はほとんど動かず、下がった年もありました。「現金で持っていれば価値は減らない」という感覚はそこで育ったもので、当時は間違ってもいません。効いてくるのは、率が動き出してからです。
20年後に同じものを買うにはいくら必要?
同じ式を掛け算にします。今1,000万円で買えるものを20年後に買うなら14,859,474円。今より4,859,474円多く要る計算で、その増えた分は前に進むためではなく、その場に留まるためのものです。10年なら12,189,944円。
決断が変わるのはこちらの読み方です。目標は固定の金額で書かれるのに、固定されている目標はほとんどありません。家賃10万円は、年2%の20年で148,595円になります。5年かけて貯める300万円の車は、買う時点で3,312,242円あたりへ動きます。差の312,242円は、貯め始める前から決まっていた不足分です。上のスイッチを切り替えると、自分の目標で試せます。
貯金はインフレで意味ないのか
意味がないわけではありません。期間で答えが変わります。1年以内に使うお金は、インフレを無視していい。使う日が決まっているお金は、安全でいつでも引き出せることのほうが大事で、1年分の2%はそのリスクの前では誤差です。3年を超えたあたりから、無視すると計画が変わる大きさになります。
このツールが向かない場面も書きます。できるのは将来への投影だけです。「1990年の1万円は今いくらか」には過去のCPIの全系列が要るので、総務省統計局や日本銀行の資料が正確です。利回りで反撃する側を見たいのなら、複利計算シミュレーションが同じ天秤の反対側を扱っています。
投影に意味が出るのは、今いくら使っているかを知っている場合だけです。AI Moneyはそこを担当します。支出の記録はWhatsAppに送るか、声で言うか、レシートを撮るだけ。Androidは銀行のSMSを読み取り、iPhoneはApple Payをショートカットで取り込みます。無料プランはずっと無料、Proは月3.99ドルか年32.99ドル。銀行口座には接続せず、友だちとの割り勘もできません。自動で銀行と同期するアプリを探しているならうちは違うので、家計簿アプリの比較から選んでください。そうでなければこちらから入手できます。
よくある質問
金額を(1+インフレ率)の年数乗で割ります。1,000万円、年2%、20年なら、10,000,000÷1.02の20乗で6,729,713円の購買力です。必要額を出すときは割らずに掛けます。同じ条件で14,859,474円になります。
年2%のインフレなら、今の6,729,713円分の購買力になります。約33%の目減りです。年1%なら8,195,445円、年3%なら5,536,758円まで下がります。口座の残高は1,000万円のままです。利息ゼロの前提で、普通預金はほぼこの状態です。
総務省統計局が毎月公表している消費者物価指数(CPI)の最新値を使い、2ポイント高い率でも計算して悪いほうの見通しを見てください。長期の計画では、日本銀行が物価安定の目標としている2%が出発点です。現在の率をこのページに書いていないのは、古い数字が去年に向けた計画を作らせるからです。
できません。意図的な制限です。過去のある年の円を今の円に換算するには消費者物価指数の全系列が必要で、更新の止まった系列では精密に見えて間違った答えが出ます。その用途には総務省統計局の資料が向いています。
1年以内に使うお金は気にしなくて大丈夫です。使う日が決まっているぶん、安全さと引き出しやすさが優先されます。3年を超えると、無視した分だけ計画が変わります。買う予定のものの値段も上がっているときはとくにそうで、5年かけて貯める車の資金は、年2%なら最初の値札より約10%多く要ります。
できます。米ドル、ユーロ、ブラジルレアル、メキシコペソ、コロンビアペソ、チリペソ、アルゼンチンペソを選べ、それぞれの通貨記号と桁区切りで表示されます。計算式はどこでも同じで、変わるのは入力するインフレ率です。日本の数字を流用せず、その国の最新値を調べてください。
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更新日 8月 23, 2026
