車を買うための貯金
200万円の車を2年で買うなら、毎月84,000円の積立が必要です。3年なら56,000円。ローンを組んで頭金だけ貯める場合は、頭金を車両価格の2割とすると200万円の車で40万円、2年で月17,000円になります。そして見落とされがちなのがもう一つの計算です。車は買った後も毎年お金がかかります。車検、自動車税、保険、駐車場代。ここを先に足しておかないと、買った翌年に苦しくなります。
車のための貯金が続かない理由は、たいてい同じです。目標が頭の中にしかない。「車のために貯めている」と言いながら、お金はいつもの口座で家賃や生活費と混ざっていて、月末に残った分が貯金になる。そして残る額は、必要だった額にほとんど届きません。
この記事では2つの計算をします。毎月いくら貯めれば届くのか。そして、買った後にいくらかかるのか。
車を買うための貯金は毎月いくら?
決まるのは2つの数字だけです。目標の車両価格と、自分に許す期間。
| 車両価格 | 12か月 | 24か月 | 36か月 | 頭金2割を24か月で |
|---|---|---|---|---|
| 1,000,000円 | 84,000円 | 42,000円 | 28,000円 | 9,000円 |
| 2,000,000円 | 167,000円 | 84,000円 | 56,000円 | 17,000円 |
| 3,000,000円 | 250,000円 | 125,000円 | 84,000円 | 25,000円 |
この表は逆から読むと役に立ちます。無理なく出せるのが月40,000円なら、現実的なのは2年で100万円前後、3年で150万円前後の車です。厳しく感じる数字ですが、背伸びして8か月後に手放すより結果的に安く済みます。
頭金はいくらが目安ですか
よく言われるのは車両価格の2割から3割です。200万円の車なら40万円から60万円。頭金を増やすほど月々の返済も利息の総額も減り、残債が車の価値を上回る期間も短くなります。
頭金なしで組むこともできます。ただし借入額がそのまま増えるので、支払総額は確実に大きくなります。「頭金なしでも買える」と「頭金なしで買った方が得」は別の話です。
貯金はいくら残すべきか
これは検索でもよく見かける質問で、答えははっきりしています。車の購入で貯金をゼロにしないこと。納車直後は思わぬ出費が続きますし、車検や税金の請求はこちらの都合を待ってくれません。生活防衛資金を残したうえで買える価格帯を選ぶ、という順番が安全です。
車両価格以外にかかるお金
買うのは一度の支払いですが、持つのは終わらない支出です。日本で必ず出てくる項目を並べます。
- 車庫証明。多くの地域で購入前に駐車場所の確保が必要です。買ってから探すものではありません。
- 車検。新車は3年目、その後は2年ごと。まとまった金額が定期的に来ます。
- 自動車税。毎年、排気量に応じて。
- 自賠責保険と任意保険。任意保険は名前のとおり任意ですが、実際には必須に近い費用です。
- 駐車場代。都市部では月々の支出として最も大きくなることもあります。
- ガソリン代、メンテナンス、タイヤ。オイル交換やブレーキ、数年ごとのタイヤ交換。
- 購入時の諸費用。登録や納車にかかる費用で、車両価格の1割程度が目安とよく言われますが、条件で変わります。見積書で実額を確認してください。
家計が崩れる原因は、月払いではない支出です。車検、自動車税、保険は毎月の家計簿に出てこないので誰も身構えず、ある月にまとめて来ます。対策は単純で、ほとんどの人がやっていません。年間の合計を12で割り、その額を毎月別に取り分けておく。車を買う前から始めておくと、最初の車検で慌てずに済みます。
ここに具体的な金額を書かないのは、車種、排気量、地域、年式で大きく変わるからです。古い数字を載せると、かえって計画を誤らせます。検討している車の実額を調べ、年間分を合計し、12で割って毎月の家計に足してください。それで数字が合わないなら、期間ではなく車両価格を下げるのが正解です。
貯めている間、お金を遊ばせない
2年、3年という期間は、置いたままのお金が物価上昇に負けるには十分な長さです。計画の主役ではありませんが、300万円を3年かけて積み立てるなら差は見えてきます。
金額は複利計算シミュレーションで試せます。毎月の積立額、期間、利率を入れるだけです。ひとつだけ注意があります。1年後に使うと決まっているお金は、値動きの大きいものに置く性質のお金ではありません。出ていく日が決まっている資金です。
車の貯金を生活費と混ぜない方法
多くの人が挫折するのはここで、これは性格の問題ではありません。車のお金が普段の口座に入っていると、脳は口座の合計残高を見て、その合計に対して使ってしまいます。解決するのは決意ではなく、使えるお金に見えないようにすることです。
AI Moneyでは貯金ポケットがその役割をします。「車」という目標を作り、金額と期限を設定すると、入れた分は使える残高から外れてそこに積み上がります。今いくらか、あといくらか、このペースで期限に間に合うかが表示されます。
あとは日々の記録です。支出も記録しておくと、2か月ほどで「毎月いくら残せるのか」という本当の数字が分かります。その数字が期間を決めます。記録の手間は、レシートを撮る、声で言う、メッセージを送る、のいずれかで済みます。
アプリは無料で使い続けられ、銀行口座とはつながりません。こちらから使えます。他のアプリと比べたい場合は家計簿アプリの比較記事もあります。
車両価格を期間で割ります。200万円の車なら1年で毎月167,000円、2年で84,000円、3年で56,000円です。100万円の車なら順に84,000円、42,000円、28,000円。ローンを組んで頭金2割だけを貯める場合は、その5分の1が目標額になります。
よく言われるのは車両価格の2割から3割で、200万円の車なら40万円から60万円です。頭金を増やすほど月々の返済額と利息の総額が減ります。頭金なしでも組めますが借入額が増えるため支払総額は確実に大きくなります。ただし頭金のために生活防衛資金をゼロにするのは避けてください。
購入で貯金をゼロにしないことが基本です。納車直後は想定外の出費が続き、車検や自動車税の請求は都合を待ってくれません。生活防衛資金を手元に残したうえで買える価格帯を選ぶ、という順番にすると、最初の車検で慌てずに済みます。
車検、自動車税、自賠責保険と任意保険、駐車場代、ガソリン代、メンテナンスとタイヤ代です。購入前には車庫証明も必要になります。金額は車種、排気量、地域で大きく変わるため、検討中の車で実額を調べてください。重要なのは、年払いの項目を12で割って毎月取り分けておくことです。
頭金なしのローンで買うことは可能ですが、借入額が増えるぶん支払総額は大きくなります。さらに購入時の諸費用や、その後の車検と税金は現金で必要になるため、まったく手元資金がない状態での購入は勧められません。まず諸費用と維持費の1年分を確保するところから始めるのが安全です。
使える残高として目に入らない場所です。車の貯金が消えるのは意志の弱さではなく、口座の合計を見て使ってしまうためです。別口座やポケットに分けるほうが決意より確実に機能します。購入が1年以上先なら物価上昇に負けない置き方も検討できますが、値動きの大きいものは避けてください。出ていく日が決まっている資金です。
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