複利計算シミュレーション:積立の複利を年1回から毎日まで選んで試算
初期金額と毎月の積立、年数、想定利回りを入れると、米国SEC investor.gov と同じ計算式で、年1回から毎日までの複利を試算します。
最初に1,000,000円を入れて毎月50,000円を10年間、年6%の利回りで毎月複利にすると、10,013,364円になります。そのうち自分で出した元本が7,000,000円、利息が3,013,364円で、最終額の30.1%が利息です。この数字は米国SEC(証券取引委員会)の投資家向けサイト investor.gov にある Compound Interest Calculator と一致します。同サイトに初期10,000、毎月500、10年、年6%、毎月複利と入れると 100,133.64 が返ってきます。複利の式は金額に対して線形なので、入力を100倍した円の例では結果もちょうど100倍の10,013,364円になります。
下の複利計算シミュレーションは、investor.gov のものと同じ入力項目、同じ5つの複利頻度、同じ計算式で動きます。数千通りの入力を同サイトのサーバーと突き合わせて一致を確認したうえで公開しています。宣伝文句ではなく、検証した内容です。
* は必須項目です
計算はすべてブラウザ内で行われます。入力した内容が端末の外に出ることも、保存されることもありません。
計算例:100万円から始めて毎月5万円を10年、年6%
条件は、最初に入れる金額が1,000,000円、毎月の積立額が50,000円、期間は10年、想定利回りは年6%、複利の頻度は毎月です。年ごとの内訳は次のようになります。「元本」は自分が出したお金の累計(最初の1,000,000円を含みます)、「利息」はそれ以外の増えた分です。
| 経過 | 元本の累計 | 利息 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 1 | 1,600,000円 | 78,456円 | 1,678,456円 |
| 2 | 2,200,000円 | 198,758円 | 2,398,758円 |
| 3 | 2,800,000円 | 363,486円 | 3,163,486円 |
| 4 | 3,400,000円 | 575,381円 | 3,975,381円 |
| 5 | 4,000,000円 | 837,352円 | 4,837,352円 |
| 6 | 4,600,000円 | 1,152,487円 | 5,752,487円 |
| 7 | 5,200,000円 | 1,524,066円 | 6,724,066円 |
| 8 | 5,800,000円 | 1,955,570円 | 7,755,570円 |
| 9 | 6,400,000円 | 2,450,694円 | 8,850,694円 |
| 10 | 7,000,000円 | 3,013,364円 | 10,013,364円 |
目を引くのは前半と後半の差です。1年目の利息は78,456円ですが、10年目までの利息の合計は3,013,364円になります。元本は毎年同じペース(年600,000円)でしか増えないのに、利息だけが加速します。10年後の時点で、増えた分は最終額の30.1%を占めます。
同じ数字を入れたのに、サイトによって結果が違うのはなぜか
これがこのページを作った理由です。複利計算シミュレーションの結果が他のサイトと合わないとき、たいていは計算が間違っているのではなく、毎月の積立を複利の周期にどう割り当てるかが違います。
この計算機(および investor.gov)の扱いはこうです。複利が毎月でないときは、毎月の積立額をいったん1年分にまとめ(積立額×12)、それを1年あたりの複利回数で等分して、各期間の最後に入金します。四半期ごとの複利なら、毎月50,000円は「3か月ごとに150,000円を期末に入金」となります。年1回の複利なら「1年に1回、600,000円を年末に入金」です。
ここから、直感に反する結果が出ます。年1回の複利では、1年目に入れた12回分のお金は1円も増えません。全額が期末に入るものとして扱われるため、利息が付く時間がないからです。次の表は初期0円、毎月10,000円、1年、年利12%で、複利の頻度だけを変えたものです。
| 複利の頻度 | 1年あたりの回数 | 1回あたりの入金 | 1年後の合計 |
|---|---|---|---|
| 年1回 | 1 | 120,000円 | 120,000円 |
| 半年ごと | 2 | 60,000円 | 123,600円 |
| 四半期ごと | 4 | 30,000円 | 125,509円 |
| 毎月 | 12 | 10,000円 | 126,825円 |
| 毎日 | 365 | 約329円 | 127,475円 |
年1回の行が120,000円ちょうどなのは誤りではありません。1年間に出した120,000円が、利息ゼロでそのまま残っている状態です。毎日複利なら、毎月10,000円は 10,000×12÷365 で1日あたり約329円として扱われ、1年後は127,475円になります。同じ入力、同じ式で、差は7,475円です。
つまり、他のサイトと結果を比べるときに見るべき点は3つです。積立が期首と期末のどちらで入るか、複利でない月の積立をどう割り振っているか、そして表示のたびに端数を丸めて次の計算に持ち越していないかです。この3つが揃えば、数字は必ず一致します。
使っている式と、3つの前提
i = r / n 1期間あたりの利率
N = n × t 期間の総数
pmt = A × 12 / n 1期間あたりの入金額
FV = P × (1 + i)^N + pmt × [ (1 + i)^N − 1 ] / i
P 最初に入れる金額
A 毎月の積立額
r 想定利回り(年率、小数)
t 年数
n 1年あたりの複利回数
年1回 = 1、半年ごと = 2、四半期ごと = 4、毎月 = 12、毎日 = 365 前提は次の3つです。数字を再現したい方は、この3点を揃えてください。
- 1年は365日で固定です。うるう年は数えません。毎日複利を選んでも、1年の期間数は常に365です。
- 積立は各期間の最後に入金されます(期末)。期首で計算する電卓と比べると、こちらのほうが結果は小さく出ます。どちらかが正しいという話ではなく、前提が違うだけです。
- 丸めを次の計算に持ち越しません。表の各時点は、前の行の結果からではなく、上の式から毎回そのまま計算しています。1年ずつ足し上げて端数を丸めていくと、10年後には数十円から数百円のずれが出ます。
この計算に入っていないもの
正直に書いておきます。上の数字は数学としては正確ですが、将来の予測ではありません。
- 利回りはあなたが置いた仮定です。年6%と入れれば10年間ずっと年6%で計算されます。実際の運用でそうなる保証はどこにもありません。変動の幅の欄は、その仮定がずれたときの幅を見るためのものです。
- インフレは差し引いていません。10年後の10,013,364円は、今日の10,013,364円と同じものが買えるとは限りません。
- 税金も手数料も引いていません。日本では、課税口座(特定口座や一般口座)で上場株式や投資信託の運用益に原則20.315%(所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%)がかかります。NISA口座の運用益は非課税です。この計算機はどちらも区別せず、税引き前の金額を表示します。信託報酬などのコストも同様に含まれていません。
- 積立を止めた月や、金額を変えた月は反映できません。毎月同じ額を出し続ける前提です。
それから、はっきりさせておきたいことがあります。AI Money はお金を預かりませんし、運用もしません。どの商品を選ぶべきか、どこに預けるべきかという助言もしません。このページは計算のための道具で、AI Money は家計を記録して見えるようにするアプリです。
計算したあと、実際に積み立てを続けるために
複利の表で難しいのは計算ではなく、10年間ぶれずに毎月出し続けることのほうです。AI Money には貯金ポケットがあり、目的ごとにお金を分けて、いくら貯まったかを追えます。無料プランで3つまで作れます。
記録の手間も減らせます。支出は声で話しかけるか、レシートを撮るか、WhatsApp に送るだけで登録できます。銀行口座の接続は必須ではありません。無料プランは期限なしで使えます。
ほとんどの場合、毎月の積立を複利の周期にどう割り当てるかが違うためです。この計算機は積立額を1年分にまとめて複利回数で等分し、各期間の最後に入金します。積立を期首に入れる計算機や、月ごとに端数を丸めて次に持ち越す計算機とは、同じ入力でも結果がずれます。前提を揃えれば数字は一致します。
この計算方法ではそうなります。初期0円、毎月10,000円、年利12%、年1回の複利で1年後は120,000円ちょうど、つまり利息ゼロです。1年分の積立120,000円が期末にまとめて入るものとして扱われ、利息が付く時間がないからです。同じ条件で毎日複利にすると127,475円になります。
期末です。各期間の最後に入金される前提で計算しています。期首(期間の初め)で計算する電卓と比べると、こちらのほうが結果は小さく出ます。どちらかが間違っているのではなく、前提の違いです。他の計算機と比べるときは、まずこの設定を確認してください。
1年分に直してから365等分します。毎月10,000円なら 10,000×12÷365 で1日あたり約329円が、毎日の終わりに入金される計算です。1年は365日で固定しており、うるう年は数えません。
いいえ、どれも含まれていません。表示されるのは税引き前の金額です。日本では課税口座での上場株式や投資信託の運用益に原則20.315%(所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%)がかかり、NISA口座の運用益は非課税ですが、この計算機は口座の種類を区別しません。インフレも信託報酬なども差し引いていません。
いいえ。計算はすべてあなたのブラウザの中で行われます。入力した金額や利回りがサーバーに送られることも、保存されることもありません。会員登録も不要です。
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更新日 8月 14, 2026
